ビヨンセの素晴らしい代表曲や歌をセレクトしました

ビヨンセ名曲選 人についての洋楽

先月7月にニューアルバムをリリースしたビヨンセ。
デスティニーズ・チャイルドの時から、歌やダンスなど突出したパフォーマンスを示してきました。
そしてソロになり、そのパフォーマンス能力は相変わらず高い評価を受けています。

ただしその一方、作品の音楽性としてはパフォーマンス能力ほどの評価を受けられていませんでした。
そこで彼女は、2013年12月に出したセルフタイトルのアルバム「Beyoncé」から、これまでの作風を変えていきます。

具体的には、ポップさや分かりやすさを抑える一方、丁寧なサウンドメイキングが増え、落ち着いた感じの曲が多くなりました。
歌詞の内容も、社会的かつ内省的なテーマがかなり目立つようになっています。

それが功を奏したのか、これ以降、欧米の音楽メディアから非常に高い評価を受けるようになりました。
今現在も、この流れは続いています。

この転換点以降、それまでファンではなかった新しい層が、彼女の音楽を聴くようになりました。
逆に昔からのビヨンセのファンである層は正直、驚きと戸惑いがあったように思えます。
それだけ音楽的には、かなりの変化を伴うものだったわけです。

ただいずれにしても、いつの時期だろうが、彼女が良い楽曲を残してきたことに変わりはありません。
そこで今回は、ビヨンセの個人的に好きな代表曲を紹介していきます。

Déjà Vu / デジャブ

現在の夫である、ラッパーのJay-Z(ジェイ・Z)をフィーチャリングした曲。
ビヨンセらしい、かなりのパワーを感じる歌です。
分かりやすく覚えやすいメロディーと、Jay-Z の忘れた頃にやって来るwラップパートも好印象。

ビルボードチャートで、週間4位にランクイン。
2006年度のグラミー賞では、Best R&B Song と Best Rap / Sung Collaboration にノミネートされました。

【収録アルバム】
B’Day(2006年)

Halo / ヘイロー

ビヨンセを代表するナンバー1の曲といっても、何ら差しつかえないバラード。
彼女の中でも指折りの美しい楽曲です。
作曲は、ワンリパブリックのライアン・テダーを中心に作られました。
だからこんなにポップでメロディアスなんですね。
まばゆいぐらいのピアノサウンドと、ビヨンセのボーカルが聴きどころです。

ビルボードチャートで週間5位、2009年度24位にランクイン。
2009年度のグラミー賞では、最優秀レコードにノミネート、最優秀女性ポップボーカルを受賞しました。

【収録アルバム】
I Am… Sasha Fierce(2008年)

Broken-Hearted Girl / ブロークン・ハーテッド・ガール

ミディアムテンポのバラード曲。
切ない感情をうまく表現しているビヨンセのボーカルに注目です。
意外といってはなんですが、こういう悲しい感じの歌を表現するのが彼女は得意ですね。

【収録アルバム】
I Am… Sasha Fierce(2008年)

I Care / アイ・ケア

ビヨンセの曲の中では、珍しくロックテイストの強い曲。
こういう力強い歌も歌えるのが彼女の持ち味で、非常にパワーを感じます。
個人的に女性シンガーはパワーボーカルができるタイプが好みなので、こういう曲がパフォーマンスできるというのは、とてもありがたいです。

【収録アルバム】
4(2011年)

Party / パーティー

カニエ・ウェストらによって作られた、パーティ・ピープル、パリピ用っぽい曲w
パリピ風ですが、楽曲自体は非常によくできています。
特に、レトロなビートや分厚いハーモニーが素晴らしいです。
2011年度のグラミー賞で、Best Rap / Sung Collaboration にノミネートされました。

【収録アルバム】
4(2011年)

Love on Top / ラヴ・オン・トップ

ビヨンセの歌唱力が光る、80年代風サウンドのダンスナンバー。
この曲を聴いていると、とても元気になれます。
加えて、分かりやすくポップなので、とっつきやすいです。
2012年度のグラミー賞で、Best Traditional R&B Vocal Performance を受賞しました。

【収録アルバム】
4(2011年)

Run the World(Girls)/ ラン・ザ・ワールド(ガールス)

女性の権利拡大を訴えたシングル曲。
ビヨンセのシングル曲としてはビルボード週間チャート29位と、商業的に成功したとはいえません。
ですが彼女自身は、この曲を気に入っているとのこと。
個人的には、歯切れの良い歌とリズムで気分をスッキリさせてくれる曲なので、かなり好きです。

【収録アルバム】
4(2011年)

XO

「Halo」と同じく、ワンリパブリックのライアン・テダーを中心に作られた曲。
エレクトロ・シンセサイザー・ドラムサウンドがシャープな、ミドルテンポのポップソングです。

ある程度ワンリパ好きな方なら分かるかと思いますが、メロディーといいサウンドといい、非常に彼らしい作りの曲で、個人的には好印象に感じます。
また、ビヨンセの歌も評価が高く、彼女の曲の中でも非常にメディア受けがいい作品です。
ビヨンセの代表曲の1つといっていいでしょう。

【収録アルバム】
Beyoncé(2013年)

Hold Up

夫の Jay-Z に対する怒りを表した?と言われている曲です。
レゲエ調で終始気だるい感じではありますが、ビヨンセの表現力あるボーカルが光ります。
2016年度のグラミー賞でポップソロパフォーマンスにノミネートされました。

【収録アルバム】
Lemonade(2016年)

Freedom

タイトル通り、自由や希望を求める曲で、ケンドリック・ラマーを客演に呼んだ曲。
具体的には、女性の人権や人種差別問題を、力強いメッセージで伝えています。

とにかく、ビヨンセのボーカルとケンドリックのラップに、ただひたすら圧倒されます。
基本はゴスペルですが、ロックテイストの強い曲でもあり、個人的にはそこが好きです。
サウンド的には、オルガンとドラムが非常にいい味を出している感じがします。
2016年度のグラミー賞で、Best Rap/Sung Performance にノミネートされました。

【収録アルバム】
Lemonade(2016年)

Break My Soul

【収録アルバム】
Renaissance(2022年)

Virgo’s Groove

【収録アルバム】
Renaissance(2022年)

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