友達がテーマの洋楽おすすめ曲。キャロル・キングからビリー・アイリッシュまで

友達がテーマの洋楽おすすめ曲 人についての洋楽

自分にとっての「友達」とは?
文字通り、友人・親友の場合もあれば、比喩の表現として「友達」という言葉を使う場合もあるかと思います。
その言葉の性質上、思いの強さが表れることも多々あるでしょう。
「友達」をテーマにした洋楽のおすすめ曲を、過去から現代までまとめてみました。

※曲は随時、追加していきます。

キャロル・キング「君の友だち」(1971年・アメリカ)

アメリカのシンガーソングライター、 Carole King の「You’ve Got a Friend」。
友達をテーマにした曲では、世界でも有数な有名曲と言えるでしょう。
とりわけ、ジェームス・テイラーのカバーバージョンは大ヒットしました。
個人的には彼女の原曲の方が好きなので、こちらを取り上げますが、キャロル・キングの慈愛あふれる優しい歌声とメロディが素晴らしいです。

1971年度グラミー賞最優秀楽曲受賞

ビリー・アイリッシュ「Bury A Friend」(2019年・アメリカ)

アメリカのシンガーソングライター、Billie Eilish 。
2021年12月でようやく20歳になる、まだまだ若手の存在ですが、すでにグラミー賞主要4部門を全制覇。
「Bad Guy」を筆頭にヒット曲も多数リリースしている、まさに時代の寵児です。

曲のタイトルは直訳すると「友達を埋めろ」という意味になってしまいますが、ここでの「友達」は「自分の欲や弱さ」を比喩で表現したもの。
この難解なテーマを、彼女独特のウィスパーボイスでありながらかつ、はっきりとしたメロディを伴った歌声で、説得力を持って聴かせてくれます。
実の兄でプロデューサーの Finneas による多彩なサウンドワークにも驚愕です。

フォスター・ザ・ピープル「ベスト・フレンド」(2014年・アメリカ)

アメリカのバンド、Foster The People の「Best Friend」。
2011年5月にリリースされたデビューアルバムが、ビルボード週間8位を記録。
グラミー賞にもノミネートされたのをきっかけに、現在も着実に活動しています。
マーク・フォスターの快活なボーカルと、シンセサイザー&ホーンのサウンドが、曲を最大限に盛り上げています。

ブリング・ミー・ザ・ホライズン「True Friends」(2015年・イギリス)

イギリスのロックバンド、Bring Me The Horizon 。
ロックバンドの売り上げがアメリカで低迷することの多い現代において、イギリス出身でありながらも安定して実績を挙げている存在です。
2019年1月発売のアルバム「Amo」は、グラミー賞の最優秀ロックアルバムにノミネートされています。

この曲は「自分を裏切った友達」と称する人物に対する、決別の気持ちを歌ったものです。
オリヴァー・サイクスの鬼気迫るボーカルと、ハードでありながらもクラシカルなサウンド&メロディが、心に突き刺さります。

LCDサウンドシステム「オール・マイ・フレンズ」(2007年・アメリカ)

アメリカのバンド、LCD Soundsystem 。
グラミー賞ノミネートの常連で、2010年代にリリースした2枚のアルバムは、ビルボードチャート10位以内にランクインしています。

この「All My Friends」は、友達に対する思いの深さを歌っていて、とにかく歌メロがシンプルに素晴らしい曲です。
2007年のナンバー1ソングとして、2つの欧米音楽メディアにセレクトされています。

ノラ・ジョーンズ「Everybody Needs A Best Friend」(2012年・アメリカ)

アメリカのシンガーソングライター、Norah Jones 。
デビュー時から現代まで、売り上げ・音楽性の高さともに大きな実績を残し、日本でもファンが多い存在です。

この曲は映画「テッド」の主題歌で、映画の内容と彼女独特のジャズ風味なボーカルがマッチした良い曲です。
歌詞の内容もシンプルに、友達への愛着ある想いがつづられています。

カミラ・カベロ「リアル・フレンズ」(2017年・アメリカ)

キューバ生まれのアメリカ人シンガー、Camila Cabello 。
アメリカの人気ガール・グループ、フィフス・ハーモニーのメンバーとして活躍していましたが、後に脱退し、ソロ活動を開始。
シングル「ハバナ(Havana)」が、2018年度のビルボードチャートで4位と大ヒットを記録しました。

この曲「Real Friends」は、友達を見つけたいと心底願っている歌で、彼女の特徴ある声質がその気持ちに説得力を持たせてくれます。

ザ・ホワイト・ストライプス「ウィ・アー・ゴーイング・トゥ・ビー・フレンズ」(2001年・アメリカ)

2011年に解散したロックデュオ、The White Stripes。
フロントマンのジャック・ホワイトは、現在もソロ活動や他バンドで大活躍をしています。
この曲「We’re Going To Be Friends」は、まだ小さい子供の頃の友情を歌った曲で、友達に対する思いをアコースティックなサウンドでうまく昇華しています。

M83「Soon, My Friend」(2011年・フランス)

フランスのミュージック・プロジェクト、M83 。
非常に多岐にわたる音楽性が特徴で、2011年にリリースしたアルバム「Hurry Up, We’re Dreaming」が、グラミー賞のベストオルタナティブアルバムにノミネート。
一気に知名度を上げました。

この曲は宇宙をイメージさせる雰囲気で、あたかも宇宙からやって来たかのような「友達」が「私はあなたの日曜日!」と連呼するのみの内容ですw
しかしそのシンプルさがかえって効果的で、曲の雰囲気とともに友達感覚を呼び起こしてくれます。

スタージル・シンプソン「Make Art Not Friends」(2019年・アメリカ)

アメリカのシンガーソングライター、Sturgill Simpson 。
カントリーからロックまで幅広いジャンルの音楽を制作。
グラミー賞のノミネートも常連な存在です。

この曲は「良い友達を作るのが難しくなった。このまま家にいて、友達ではなくアートを作ろう!」という内容の歌詞で、ある意味、現代を象徴しているような気がしますw
SFチックなサウンドやイメージでその真意を上手く昇華しており、非常に聴きごたえのある曲です。

ポール・マッカートニー「ヒア・トゥデイ」(1982年・イギリス)

Paul McCartney の「Here Today」。
1980年12月に殺されてしまったジョン・レノンへ向けて書かれた曲です。
ビートルズでの仕事仲間・相棒でもあり、友達でもあった偉大な存在への歌。
アコースティックギターと弦楽四重奏の組み合わせは、ポールお得意のサウンドで、彼のライブでも必ず演奏される曲として知られています。

カウンティング・クロウズ「オール・マイ・フレンズ」(1999年・アメリカ)

アメリカのロックバンド、Counting Crows 。
1990年代に頭角を現し、これまでに(2022年4月時点)6枚のアルバムをビルボードチャートのトップ10にランクインさせています。
ボーカルであるアダム・デュリッツの、朴訥ながらもエモーショナルなボーカルが特徴のバンドです。

この曲「All My Friends」は、自分の友達は輝いているが自分はそこから背を向けていて、いつかは前に進みたいという心情を歌っています。

キャスティング・クラウンズ「Jesus, Friend Of Sinners」(2011年・アメリカ)

アメリカのクリスチャンロックバンド、Casting Crowns 。
クリスチャンミュージックでありながら、ビルボードアルバムチャートのトップ10以内に何度も入り、グラミー賞ノミネートの常連でもあります。
「罪人の友達=イエス・キリスト」への願いを歌っており、男性ボーカルと女性ボーカルのハーモニーが印象深い曲です。

2012年度グラミー賞ゴスペル/コンテンポラリー・クリスチャンミュージックノミネート

コールドプレイ「デス・アンド・オール・ヒズ・フレンズ」(2008年・イギリス)

現代のイギリスを代表するロックバンド、Coldplay 。
この曲「Death and All His Friends」は「死と、死の友達全て」と直訳できることから、ここでの「Friends=友達」は、病・災難・争い・憎しみなどを表しています。
それらからの解放を願うこの曲は、ある意味、現代にぴったりな内容です。
また、繊細で綺麗なメロディと壮大な曲展開が、深く印象に残ります。

ジェイソン・ムラーズ「ソング・フォー・ア・フレンド」(2005年・アメリカ)

アメリカのシンガーソングライター、Jason Mraz 。
かなりポップな曲を書く一方で、ラップ調の早口なボーカルも得意とする、非常に器用なミュージシャンです。
シングル「I’m Yours」は、世界中で大ヒットを記録しました。

この曲「Song for a Friend」は友達への励ましソングで、流れるようなメロディと壮大な曲展開がクセになります。
スタジオ版・ライブ版ともに甲乙つけがたいので、両方載せておきます。
ライブでもホントに上手い(^O^)

スタジオ版

ライブ版